「小学生になって宿題や毎日の予習復習が必要となってきたけど、うちの子はちゃんとできているのだろうか」とついつい後ろからのぞき込んでしまうお母さんは多いのではありませんか?それ以前に何度も声がけをしてやっと宿題だけやっていくと嘆いているかもしれませんね。
自宅学習は成績を上げるだけではなく、学習をする習慣をつけるためにもとても大事な要素です。
そこでこの記事では小学生におすすめする効果的な自宅学習の仕方について解説していきたいと思います。ぜひ実践をしてお子さんの自宅学習を習慣にしましょう!
小学生にオススメの自宅学習の仕方
自宅学習で実践すること
- スケジュールを立てる
- 宿題は優先順位と時間配分を決める
- モチベーションを高める工夫をする
小学低学年が自宅で学習する時間は1時間未満といわれています。まだ体力がありませんし何時間も勉強をするという環境があまり必要だと感じていないせいなのかもしれません。でも学習の量が少ない低学年のうちだからこそ自宅学習の習慣を身につけるのに最適な時期だと思います。
「小学生の一日の家庭学習時間は?」でアンケートを実施。
おうち教材の森
小学1年生~45.7時間
小学2年生~46.0時間
小学3年生~61.3時間
詳しくは「おうち教材の森」のホームページで
さあ勉強しましょうという前に大事なことを一つ。
学習環境を整えましょう!
学習するところは騒がしくないですか?テレビやゲームなどがすぐ目の前にありませんか?
せっかく学習をしようと思って机に向かっても人の話し声があると気がそれますし、ゲームなどがすぐ近くにあると誘惑に負けて遊び始めてしまいますね。まずはしっかりと片付けて静かな環境を作りましょう。
また教科書や参考書がすぐ届く場所にありますか?わからないところが出たときに教科書などをすぐに出して調べられるようにしましょう。「教科書どこだっけ?」と探し始めるとその時点で集中が切れてしまい、やる気がそがれてしまう原因にもなりますよ。
では自宅学習の仕方について詳しくお話をしていきますね。
スケジュールを立てる
自宅学習を効率的にするためにはスケジュールを立てることが大事です。なぜならお子さんの体力が少ないことと集中力もあまり長いこと続かないからです。そのため短い時間を集中的に使って学習するためにスケジュールが必要となります。
まずは一日の中での学習時間を決めよう
・学校から帰ってすぐにやる(まだ元気で居眠りをしないと思うから)
・夕食後にやる(お母さんやお父さんが見てあげられるから)
・寝る前の一時間前にする(明日の教科書の準備をいっしょにしてしまいたいから)
などお子さんやお母さんの生活習慣などを考えてきめましょう。
毎日同じ時間に学習する習慣にするといいと言いますが、習いものなどがあって難しいようでしたら無理をしないでくださいね。お子さんが一番集中してできるような時間を作ることが大事なことですから。
次に1週間のスケジュールを決めよう
宿題があったら優先し、残りの時間で今日は算数、明日は国語(漢字の書き取りとか文章問題とか)といった具合に決めておくとバランスよく学習ができます。
よく文系(国語や社会)と理系(算数・理科)を交互に学習するのがいいと聞きますが、私も経験した中で頭の切り替えがしやすいと感じましたので良ければためしてみてくださいね。
1週間たったら反省会をする
反省会はお母さんとお子さん二人でやってみましょう。
良かった点・悪かった点・どうしてできなかったのかなど意見を出して、できなかったところはどうしてできなかったのか、どうやったらできるようになるかなどをきちんと書き出してみましょう。
それを積み重ねていくうちに学習する時間帯やお子さんの学習のペースがわかってきますよ。
お子さんの理解度を把握する
スケジュールを立てるときお母さんと一緒に行うと、お子さんがどの程度学習内容を理解しているかなど把握しやすくなります。また苦手としていたりわからないところなどがあったとき、お母さんが気がついて声をかけてあげることができますね。
宿題は優先順位と時間配分を決める
学校から出された宿題も計画を立ててこなしていくと効率よくできます。
宿題の優先順位を決める
自宅学習で宿題は優先的にやるものですね。今日出た宿題はその日のうちに済ませるのがベストですが、宿題の内容によってはその日のうちにできないものなどあったり、たくさんの宿題が出たりします。
・締め切りの早い順番から取り組む
・観察日記のように数日かけるものは忘れずにする
長時間をかけて一気にやるのはどうしても効率が悪くなるので短時間集中で少しづつするといいでしょう。また宿題ばかりに追われて復習をする時間がないとならないように気をつけましょうね。
時間配分を決める
宿題と復習は毎日必ず行うことがベストです。
そのため宿題には〇分、復習には〇分、できたら予習〇分と決めて行うとまんべんなく学習ができるし、集中して取り組むことができます。
学習をしていてわからないところとか出てくると思うので、お父さんやお母さんに質問する時間(質問タイムですね)も別に設けてみたりするのもいいですね。
慣れるまでは大変だと思いますが、大まかでもよいのでできる範囲で習慣化してしまうと、自分ひとりの力でスケジュールを組んでしまうことができるようになります。
時間配分の習慣をつけておくと中学生になって学習科目がふえても慌てることなく計画的に学習することができるようになりますよ!
モチベーションを高める工夫をする
小学低学年でモチベーションを高めるといってもどうしたらよいのか・・と悩んでしまいますね。
まだまだ集中するということがむずかしい年齢ですので、気分にもムラがあるのは仕方がないことです。そこでスケジュールを考えるときに目標を一緒にたててはいかがでしょうか。
「漢字を10個書けるようになる」とか「算数のドリルを1週間で10ページやる」など設定してみて達成できたら大いにほめてあげましょう。
「お母さんにほめられた」と嬉しい気持ちや、「自分でできたよ」という達成感を得ることができ、それが子供のやる気へとつながっていきます。
ほかにもお母さんが丸付けをしてあげるときに100点だったら花丸にしたり、お子さんの好きなキャラクターのシールを貼ってあげたりなどの小さな工夫でも十分喜んでくれます(シールは小学1~2年生までかもしれませんが花丸は4年生でもけっこう喜んでくれましたよ)
自宅学習を楽しくするアイディア
自宅学習をするときに楽しみながら学習を進めたり、またより深く理解ができるようになるためにいろいろな教材があります。
- 問題集(プリントなど)
- 学習アプリ
- 通信教育
- DVD教材
- NHKなどの学習番組
それぞれメリット・デメリットがありますが、お子さんが興味を持って取り組めるものを利用しながら学習をするのもいいですね。
まとめ
小学生の自宅学習のおすすめの仕方をご紹介しました。
- スケジュールを立てる
- 宿題は優先順位と時間配分を決める
- モチベーションを高める工夫をする
自宅学習は学年が上がるとどんどん重要となってきます。
そのため早いうちから自宅学習の習慣を身につけると、自分から進んで学習に取り組むようになり、また自分にとって一番効果がある学習方法を見つけていくこともできます。
スケジュール立てなど最初のうちはお母さんのサポートが必要ですが、楽しく声がけをしながらするとよりお子さんも積極的に取り組みますのでチャレンジしてみてください!
次回は自宅学習を楽しくするアイディアについてより詳しくお話をさせていただこうと思います。お待ちくださいね。