小学生になって本格的に勉強が始まったけれどなかなか成績が上がらない、宿題をかろうじてやってはいるけれどゲームばかりしていて大丈夫?なんて心配をしているお母さんは多いですよね。
私も子供が小学2年生になっても足し算がまともにできなくてこのままで大丈夫なの?と真剣に悩みました。
そこで成績が思うように上がらない原因はなんなのか、そしてどのように対応していくとよいのか解決方法をお話していきます。
この記事で毎日の勉強の習慣を身につけて、その結果成績が上がるようになりますので最後までご覧ください。
成績が上がらない3つの原因
- 学習環境が整っていない
- 勉強の仕方が子供に合っていない
- モチベーションが低い
学校から帰ってから「宿題あるの?勉強しなさい」と口ぐせになっていませんか?そして子供が机に向かっていったら安心をしてそのあと家事などに追われているのではないでしょうか。
ここで少し子供の様子を見てください。机の周りはどのようになっているのか、まただらだらとした状態で勉強していませんか?
成績が上がらない3つの原因がそこにあります。もう少し詳しく解説していきますね。
1.学習環境が整っていない
テレビの近くに机があったりしていませんか?ゲーム機が目に入る位置に置かれていませんか?そんな目移りしやすい環境では勉強に集中はできないですよね。
まただらだらと勉強をしてもただやっているだけで身につかない、そして成績が上がらないという悪循環となってしまうのです。
また机のすぐそばに教科書や参考書などがとりやすい位置に置いてありますか?わからないところが出てきたらすぐに教科書や辞書がすぐに取り出しやすい場所にないとやる気がそがれてしまいます。
そんな環境でいると勉強のやる気が起きないですし、勉強をする習慣をつけることがむずかしくなってきます。
ここでしっかりと勉強をする習慣をつけることは学年が上がるにつれ最も必要となってくることから
学習環境が整っていないことが小学生にとって一番重要なポイントとなってくるのです。
勉強の仕方が子供に合っていない
勉強の仕方についてはいろいろな方法があります。お母さん自身も経験がありますよね。
暗記が得意なタイプ、しっかりと内容が理解できないと先に進めないタイプ、器用にこなすけれどテストが終わるとすぐに忘れるタイプなど本当に子供たちそれぞれ違ってきます。
そして子供自身が自分に合った勉強方法をしていないとしっかりと身につかない結果となってしまうのです。小学生のうちはまだ勉強量が少ないほうなので早い段階で自分に合った勉強方法を探しておくと、小学高学年や中学生になったときにとても助かるんですよ!
モチベーションが低い
勉強をすることは正直楽しいとは言えません。どちらかというとイヤイヤやっているお子さんのほうが断然多いと思います。そして勉強が終わるまで遊んだりゲームをするのは禁止!なんて言われたらますます勉強が嫌いになりますよね。
こうやって勉強することへのモチベーションが低くなっていくと、やる気が失せていくという悪循環が起こるのです。ちょっとした気持ちのもちようで勉強への意欲がそがれていってるのですね。
成績を上げるための対処法とは?
成績が上がらない原因がわかったのでそれぞれの原因ごとに対処法についてお話をしていきます。
学習環境を整えていく
- 静かなスペースを作る
- ゲームやテレビといった誘惑があるものを遠ざける
- 教科書や参考書など手に取りやすい場所に置く
一番大事なことは静かなスペースを作るということです。
勉強はたとえ短時間でも集中してできることが一番です。静かなスペースは集中力を高めるためにも必要とされる環境になるのです。そして習慣づけてしまうと逆に騒がしいと勉強できないというようになります。
子供部屋がないから静かな環境といっても・・と悩んでいるお母さん、静かな空間は作ってあげるといいのですよ。
私の子供も部屋がなかったですがリビングのテーブルで子供と向かい合わせになって勉強をさせていました。最初のうちはなかなか落ち着かなかったようですが習慣にしてしまうとそばで見ていなくても集中して勉強するようになりましたね。
この習慣はできるだけ小学低学年のうちに確立してしまいましょう。
ゲームやテレビについても禁止をするのではなく時間を決めて遊ばせることにするといいですよ。
その時には
「勉強が終わるまでゲームはしちゃだめ!」というのではなく
「勉強が終わったらゲームで遊んでもいいよ」というような言い方をするほうがいいみたいです。
自分に合った勉強方法を取り入れる
どのような勉強の仕方が自分に合っているかなんてなかなかわからないよ・・という言葉が聞こえそうです。
そうですよね、お母さんも学生時代に自分に合った方法で勉強していたかというとちょっと悩んでしまうかもしれません。どちらかというととにかく覚えたという方も多いでしょう。
ましてや小学生のうちから
・そんなこと必要かしら?
・そこまでしなくてはいけないの?
そう思うかもしれません。
ですが小学生だからこそ必要なことだと思います。
勉強の量がさほど多くない小学生のうちに、自分に合った勉強方法を時間をかけて探すことができますし(試行錯誤ができる)、また習慣化できるようにもなります。小学生の高学年にもなりますと勉強がむずかしくなってきますが勉強の仕方になれる練習にもなります。
ここでしっかりと勉強の仕方を確立することで中学生になったとき、一気に教科が増え内容がむずかしくなったとしても、慌てることなく勉強に集中できるようになります。
小学生のうちは成績が良かったけれど中学に上がったら一気に成績が下がったという原因の一つにはこの勉強の仕方を確立できていないところがあるのです。
モチベーションを高める方法
小学生にとって勉強することが嫌だなと感じるときは
・友達と遊べない
・ゲームができない
・勉強がわからないからやりたくない
といった感じでしょうか。
さらに低学年のうちは特に体力がないので学校から帰ってきたら疲れて昼寝をしてしまうということも考えられます。
そんな中でモチベーションを高めるためには目標を持ったりご褒美を導入したりすることが有効でしょう。
目標は最初は高くせずに達成しやすいところから始めましょう。達成感を経験すると一気にモチベーションが高くなって次へのステップと移りやすくなります。
またご褒美についてはお菓子一つでも大丈夫です。あまり大げさにするとお母さん自身に負担が来ますし、ご褒美目当てが目的となってしまうのも避けておきたいからです。
私が考えたご褒美は和菓子屋さんのお饅頭1個でした(お財布にも優しい)。子供から「あの時のお饅頭覚えているよ」聞くとうれしくなりますね。
ただ小学高学年になってきたらご褒美よりもテストなどでいい点を取ってきたとき少しオーバーなくらいに褒めてあげましょう。テストの点数がよくなることの価値がわかってくるので子供のモチベーションを上げるのには十分です。
成績を上げるのに役立つ学習方法
では成績を上げるため役に立つ学習方法について詳しくお話をします。
勉強の計画と目標の設定
勉強をだらだらとしているよりは計画を立てて行うのが効果的です。
計画を立てることでその日のやることがはっきりとわかるので、帰ってきてからすぐに取り組めるし終わったことで達成感も味わえます。
また計画したところをこなしていくのに時間がかかった場合、その内容に子供にとってよくわからないところ、もしくは不得手なところということがわかります。復習に力を入れたいポイントがわかりますね。
目標や計画はまず1週間ごとから考えていきましょう。短い期間で行うと計画を立てやすく達成感を早く感じることができる、もしできなかったらすぐに気持ちを切り替えて次の週の目標にチャレンジができるからです。
最初のうちは子供と一緒になって計画を立てて経過を見守っていきましょう。だんだん慣れてくると自分で計画を立てることができるようになり、自主性も育ってきます。
復習の習慣化
勉強をするうえで一番大事なのは予習よりも復習に力を入れることです。
復習は習ったことを記憶に定着させ、理解をより深める役割をします。そして何度も繰り返すことで勉強の内容がむずかしくなってきても対応できるようになってきます。
復習の仕方については先にもお話ししましたが、自分に合ったやり方で効果的に行うのがよいですね。
声を出して覚える、何度も書いて覚えるといったように耳からの情報・視覚からの情報・行動での情報をフルに活用して行いましょう。
なお自宅学習の仕方について次の記事で詳しく書いていますのでぜひ参考にしてください。
まとめ
- 学習環境が整っていない
⇒静かな環境とテレビやゲームといったものが目に入らないように整える - 勉強の仕方が子供に合っていない
⇒早いうちに子供に合った勉強方法を見つけて習慣化する - モチベーションが低い
⇒目標を持ったりご褒美などを導入し、達成感をあじあわせる
小学生の成績が上がらない原因と対処法についてお話をしていきました。環境やモチベーションといった勉強の内容以外の要因についてはすぐに行動が起こせますね。
小学生の時に勉強をしやすい環境を作り、目標や計画を立てて自分から勉強をする習慣をつける大事な時期です。最初のうちはお母さんと一緒に行うようにして少しずつ自主性を持たせるようにしましょう。
ここをしっかりと行うことで成績が上がりますし、中学に入ってからもとても役に立ってきます。
ただお母さんもお仕事抱えて四六時中見ていることができない、またどのようにアドバイスをしていいかわからないという意見も多くあります。
そこで手助けとして学習塾に通わせるのはどうかしらと考えるのは一つの選択肢でもありますね。
では次に「小学生が塾に通う必要があるのだろうか」ということについては次の記事を参考にしてください♪