子供の成績があまりよくないしお友達も塾に通っているけれど、そろそろ我が家でも塾に通わせたほうがいいのかな?とお子さんの答案用紙を見てため息をつきながら考えてしまいますよね。
でもまだ塾に通って勉強するにはまだ早いような気がするし、たとえ通わせたとしても落ち着きがないから集中して勉強ができるのかしらと不安を感じためらっていませんか?。
そこで塾にはいつから通ったらよいのか、年齢別の目安とお子さんが学習に不安を感じているサインについてお話をしていきますね。
この記事を読むと今のお子さんの学習の状態を把握できて塾に通うタイミングを知ることができますので賢く学習のサポートをしていきましょう。
小学生はいつから塾に通うといいの?
- 塾に通う目的によって決める
1.勉強がわからなくなったとき
2.学習の習慣を身につけたいとき
3.中学受験を考えたとき
4.子供のやる気が向上するタイミング(先取り学習も含めて) - 転校などで学校の授業から遅れてしまったとき(短期間の利用)
塾に通うことを考えるときにはお子さんの学習をみて、成績があまりよくないとか集中して勉強することができないといった悩みを解決するために検討を始めるお母さんが多いと思います。
でも小学生から塾に通わせるのはちょっと早いと思うお母さんの心配には
・早くから塾に通わせることで逆に勉強が嫌いになってしまうのでは
・中学生になったら塾に通うことになると思うからあせる必要がないのでは
という気持ちがあるからだと思います。
もちろん塾に通うことでのメリットやデメリットはありますが、小学1年生では15.9%、小学4年生では26,2%が学習塾に通っているとうのが現状です(文部科学省資料参照)
そこで塾に通うとしてもそのタイミングをよく考えて通わせることが大事になってくると思います。
塾に通う目的によって決める
塾に通うタイミングについて目的別にお話をしますね。
勉強がわからなくなったとき
塾を利用するきっかけは勉強がわからなくなったからというお子さんが多いことでしょう。
テストの点数を見て成績が下がったとかお子さんとの会話などから勉強がわからないと聞くと、早いうちに塾に通って少しでも苦手なところを克服して成績を上げたいと考えます。
とくに高学年になってくると勉強の内容がむずかしくなってきますので、3年生や4年生あたりから塾に通うお子さんがふえてきます。
また科目で見ると算数でつまづいて通い始めるお子さんが多いようです。掛け算や割り算を習い始めたとき、分数や割合を習い始めたときが勉強の内容がわからなくなりやすいですね。でもここのポイントをしっかりと克服するとそのあとは勉強が進みやすいと思います。中学に入ってからぐっと難しくなりますので小学生のうちにしっかりと克服しておきましょうね。
学習の習慣を身につけたいとき
決まった時間、あるいは一時間集中して勉強をするという学習の習慣を身につけるという目的で塾に通うことがあります。学校の授業とは違う塾での授業の緊張感が、集中して勉強をするという習慣につながりやすいとかんじるお母さんも多いです。
学習の習慣を身につける目的で通うのでしたら低学年のうちから通いだして小学3年生くらいまでに勉強をする習慣をつけておくと、高学年になって勉強の内容がむずかしくなっても、予習・復習をすることで成績を上げることができるようになります。
中学受験を考えたとき
中学受験について考え始めたらすぐに塾へ通うことをおすすめします。中学受験となると試験問題が学校での授業だけではカバーしきれません。試験内容がより高度で習熟度も求められますのでどうしても塾に通って試験対策をしなければなりません。
中学受験については早めに対策を立てる方が多いので小学3年生から塾に通って受験勉強を開始するのが一般的といわれています。
また塾でのカリキュラムもなかなかハードに行われていきますので、お子さんともよく話し合って親子で合格を目指して頑張っていただきたいと思います。(塾での学習時間も長くなりますのでお子さんの体調管理もお母さんがしっかりとサポートをしてあげてください)
子供のやる気が向上するタイミング
小学3年生くらいからいろいろなことに興味を持ちやすくなります。そして学校の授業だけでは物足りないと、もっと知りたいと意欲を見せるようになりましたらこのタイミングを逃さずぜひ向上心を育ててあげてください。興味を持ったことにはお子さんの集中力や向上心はすごくてどんどん知識を吸収していきますよ。
またこのタイミングを利用して学年を先取りした学習を塾の先生と相談してみることをお勧めします。
年齢別に通うタイミングを考える
つぎに年齢別で塾に通うタイミングを考えていきます。
小学1年生
小学1年生はまだ塾に通うのは早いと思います。
学校での生活という新しい環境に慣れていませんし、体力もまだまだついていません。そして幼稚園に通っているときから水泳などのほかの習い事も継続していることでしょう。
この時期は新しい環境に慣れながら先生やお友達との交流を学び、体力をつけることを第一とするようにしましょう。
そして勉強については家庭で学習をすることの大事さと習慣をつけるようにお母さんが見守ってあげるのがよいですね。
小学2年生
小学2年生になると国語では読み書きの基礎、算数では大きい数の足し算や引き算などをマスターしている状況でしょうか。
このころから少しずつ苦手とするところが出てきます。とくに算数の大きな数の計算問題からつまづき始めるお子さんが出てきます
この時期に塾に通うのは学習の習慣を身につけることと、わからないところを克服することがおもな目的となります。
また国語については読み書きの基礎力を身につけることに重点を置いておきたいところです。
国語の読み書きの力を徹底的に身につけることはとても大事なことだと塾の先生からアドバイスをもらいました。なぜなら国語の教科以外でも、算数の応用問題を解くときに文章を読む力が必要だし中学からの英語でも日本語に訳したり日本語を英語にするには、国語がしっかりと身についていないとできないと言われました。
学校でも読書の時間をもうけるのも読解力を身につけることが重要だからとのことです。
小学3年生
小学3年生になるとぐっと難しくなってきます。そしてこの時期に塾に通うことは学習の基盤をしっかりと作ることになります。また自分の考えや意見を持ち学習においてもすすんで計画を立ててこなしていくこともできるようになります。
苦手なところの克服と合わせて、自分に合った勉強方法を見つけたり学習の習慣を身につけることに力を入れるといいですね。
小学4年生以上
学校の宿題が多くなりテストの量も格段にふえます。とくにお母さんが成績の心配をするのがこの時期が多いでしょう。お子さん自身もテストの点数が気になるようになり、お友達との差がだんだん焦りへと変わっていきやすくなります。
またこの学年から授業内容がむずかしくなっていくと同時にペースが速くなっていくので追いついていけなくなるお子さんもふえてきます。そのままにしておくとお子さんは自信をなくしたり、勉強が嫌いになってしまうので塾に通うことでお子さんのペースにあわせてしっかりと勉強をしていくことが大事になってきます。
また小学生の学習をしっかりと定着させておくと中学に進んでから慌てることが少なくなりますよ。
まとめ
- 勉強がわからなくなったとき
- 学習の習慣を身につけたいとき
- 中学受験を考えたとき
- 子供のやる気が向上するタイミング(先取り学習も含めて)
- 転校などで学校の授業から遅れてしまったとき(短期間の利用)
小学生が塾に通う時期はお子さんの状況によって異なりますが、小学3年生を一つの目安としてそれより前の年齢でも勉強についていけないと感じたら積極的に検討してみるといいでしょう。
子供の成長や学習状況をよく見極めて、お子さんの将来を考えながら塾と上手に付き合うようにしたいですね。
つぎに塾に通うと決めたけどどのような塾を選ぶのがいいのか悩むところですのでよね。詳しくは下の記事でお話をさせていただいておりますのでぜひ参考にしてください。