そろそろ塾に通わせなくてはいけないかしらと考えて家の近所にある塾のチラシなどを手に検討し始めていませんか?
ちょっと待ってください!
塾には種類があって指導方法など異なることをご存じですか?選び方によっては成績が伸びないといった悲しいことになってしまうケースもあります。
そこでどんな種類の塾があるのか、どうやって選ぶといいのかなどをわかりやすくご紹介します。なんとなく塾が必要と考えているお母さんに「この塾が子供に合っている」と自信が持てる塾選びができる役立つ情報をお届けしますのでぜひ参考にしてみてください
塾の種類と特徴について
- 個別指導塾
- 集団指導塾
- オンライン塾
塾の種類は大きくこの3つがあります。それぞれに指導方法や特徴がありますしその塾独自の特色もありますのでしっかりと考慮してお子さんにあった塾を選んでいきましょう。
それぞれの塾についてもっと詳しく解説をしていきますね。
個別指導塾
特徴・生徒1~2人に先生が1人ついて個別に授業をしていく。
・一人一人に合わせて進度や教材を調整してくれる
最近の塾ではこの個別指導を掲げているところが主流になりつつあります。
<メリット>
・苦手な科目や勉強のペースに合わせてくれる
・わからないところなど質問がしやすい
<デメリット>
・先生との相性に左右されやすい
・競争意識が低くなりがち
勉強のスペースも学習しやすいようにスペースを区切ってあるので、ほかの人を気にすることなく集中することができます。またわからないところがでたらすぐその場で質問してわかるまで指導していくのでお子さん自身もストレスなく進んでいきます。
苦手科目などの克服を目的として塾に通うのでしたら個別指導塾は適しているといわれています。
個別指導塾についてもっと詳しい内容については次の記事をご覧ください。
集団指導塾
特徴:先生一人に対し複数人が同じ教室で勉強をする。(いままでこのスタイルの塾が主流でした)
<メリット>
・ほかの生徒と一緒に学ぶことで競争心や協力心(励ましあいなど)をはぐくむことができる
<デメリット>
・授業の進み具合に追いつかない時がある
・個人のペースに合わないことがあるのでわからないところが出たら積極的に聞きにいかないと置いて行かれる
中学入試などを目的としているなら、集団塾のほうが向いているといわれています。
※ほかの生徒との切磋琢磨をしてモチベーションを維持したり模試なども集団塾のほうが積極的に行っているから。
オンライン塾
コロナ以降特に人気が出てきた塾です。
特徴:自宅でパソコンやスマートフォンを使って授業が受けられる。
<メリット>
・塾に通う時間を勉強に使える。
・交通の便の悪い地域に住んでいる人でも利用しやすい。
<デメリット>
・一人で行うので孤独になりやすい。
あたらしい塾の形をして人気が出てきているのでこれからいろいろと変わっていくことことになると思います。
塾を選ぶときのポイント
学習の仕方の違いによってお子さんがどの塾が合うだろうかと考えるとともに、ほかにも選ぶときに気をつけたいポイントについてご紹介します。
教室の雰囲気・講師との相性
1.教室の雰囲気が落ち着いているか、周りの騒音などが気にならないか
教室を見たときに雑然としていたり、なんとなく落ち着きがなさそうな印象を受けるといったところですと勉強に集中できません。下駄箱があるところでしたら靴が脱ぎ散らかしているかどうかみてみるといいですね。(汚いところは塾側でも注意をしていないということですから)
また周りの環境が騒がしいところですと集中した学習ができないのも困ります。
2.講師が学生アルバイトばかりか?どのような雰囲気の先生か?
講師が大学生のアルバイト中心というところもあります。もちろん話しやすかったり緊張しないといった利点もありますが、アルバイトですので急にやめてしまったり休んだりして担当が変わることもよくあります。ころころと先生が変わるようでしたらお子さんにとっても落ち着かない状態ですね。
また個別指導塾でしたらほぼマンツーマンですので相性が悪いと勉強どころではないので、担当講師の変更が可能かどうかをキチンを確認をしておきましょう。
3.見学の時には塾の教育方針などもきちんと聞いておきましょう。
私も子供と一緒に見学に行ったときにお話を聞きますと、質問にもきちんと答えてくれたりこちら側の要望や意見などにも耳を傾けてくれるところは、その後の相談や意見にも対応してくれますよ。
塾に通う目的
苦手科目の克服だと個別指導塾、中学受験だと集団塾といった意見もありますが、そのほかにもその塾で得意とするところがあるようです。
小学生はとくに勉強は楽しいよ、毎日コツコツと勉強することが大事だよと思ってもらうのが一番だと思うので、そこを損なうことなく塾に通う目的をクリアできる塾を探しましょう。
先生にも初めに塾に通う目的をきちんとお話をしておくといいですね。
塾に通う目的について詳しいことは次の記事を参考にしてみてください。
交通アクセスや費用
<交通アクセス>
とても評判がいい塾だからといってバスに乗って遠くまで通わなくてはいけないようでは、体力のない小学生にとってつらいことです。もちろん防犯を考えてお母さんが送り迎えをすると思いますが、それでも通学に時間がかかる塾は控えたほうがいいと思います。
そして送り迎えができないという場合には、なるべく明るい場所を通って帰る道順も決めておくといいですよ。
<塾の費用>
小学生の塾の平均は毎月8000円~15,000円くらいといわれています。
選択する教科の数によって変わりますが、国語と算数を中心に高学年になると英語などが増えていきます。
そのほかにかかる費用としては、
・入会金
・教材費
・諸経費(暖房費や冷房費など)
入会金については無料キャンペーンとか行っているときがありますので事前に調べておくとよいですよ。
また中学受験を目的とした塾となると高くなり年間で50万円~70万円といわれています。
その他にかかる費用も
・模試代
・教材費
・夏休みや冬休みに行われる夏期講習や冬期講習
・受験目前となったときの特別カリキュラム
など次々と費用がかさんでいきますのでこちらも詳しく聞いておく必要があります。
その他に気をつけたいことは
子供と相談
当たり前のことですがお子さんときちんとお話をして塾を決めるようにしてくださいね。通って勉強するのはお子さんですから、講師の印象や塾の雰囲気などどう感じているのかを聞いてみましょうね。
口コミや評判を調べる
小学生はお友達が塾に通っているから自分も同じ塾に通いたいというケースも結構多いです。その場合はお友達のお母さんから塾の評判など聞いてみるといいでしょう。
小学生の塾の話題についてはけっこう意見交換をするお母さん方がおおくて、参観日や父母会とかでもちょっとした立ち話で情報収集ができますので聞いてみるといいですね。
そのほか口コミなどを調べてみるのもいいでしょう。
まとめ
小学生の塾選びには、個別指導塾・集団指導塾・オンライン塾などいろいろな選択肢があります。
その中から塾に通う目的などを考え、お子さんの性格や勉強の仕方などにあわせて楽しく勉強できるのが一番大切ですね。
また塾がお子さんに合う・合わないで成績の伸びに影響が出るケースも見てきましたので、いくつかの塾をみてさらに体験学習などに参加して決めるのもいいと思います。
お子さんとよく相談をしてよい塾選びができますように。