小学生は塾に通う必要がある?メリットとデメリットを解説

【小学生】塾に通う必要がある?

小学生になって勉強についていけなくなったらどうしよう、お友達も塾に通い始めたけど子供たちも通わせたほうがよいのだろうかと小学生になったとたんに勉強に対しての心配事が増えてきませんか?

最初は返されたテストの点数を見てやっていけるのだろうかと考えて、そして周りのお友達が塾に通い始めたとなるとあせりになってしまうのですよね。

半面小学生のうちからそんなに詰め込まなくてもとか、なんとかなるのではという気持ちも持ってしまうのです。

そこでこの記事では小学生でも塾に通うことが必要となってくる理由とメリット・デメリットについてご紹介します。

目次

塾に通うメリットとデメリット

メリット
  • 学習の習慣を身につける
  • 苦手な科目の克服
  • 成績が上がる
  • 中学受験も視野に入れる
デメリット
  • 通う時間が負担になる
  • 経済的負担がある
  • 競争によるストレスがある

塾に通う必要があるのか考えるときに現代の教育事情について知っておかなければなりません。

小学生の学習状況が次々と変化が起こっています。
・学習教科がふえている~英語やプログラミング
・先生の負担がふえ授業が終わった後子供たちの質問などに答える時間が取れない
・家庭内でお母さんへの負担が増える~宿題や夏休みの課題などお母さんに採点をしてもらう
・コロナで授業ができないという混乱があった

お母さんが小学生の時に経験した勉強方法とは違ってきているのでとまどうことも多く、またご家庭での負担が増えてきて共働きをしているお母さんは息つくひまもないという状態です。

そこで学校では基礎的な学習をおこなって、家庭で学習のサポートを行うもしくは塾で補うという選択肢がでてきます。

お母さんから
・共働きで忙しいからなかなか勉強を見てあげれない
・学年が上がるにつれ勉強の内容がサポートできない
といったことで子供の勉強がおろそかになるよりは塾に通わせたほうが安心という意見もあります。

塾に通うメリット

学習の習慣を身につける

毎週決まった時間に塾に通うということは、その時間は勉強をするという習慣を作ることになります。そしてその時間は集中して勉強をするという経験を積みかさねることができます。

この勉強をする・集中するという習慣はとても大事なことです。しっかりと身につけることができると家庭でも自主的に行動が起こせますし、また学校での勉強においても集中して取り組むことができるようになります。

たとえば塾は週に1~2回ありますがそれ以外の日は家庭で学習をすることになりますよね。家庭でも塾で勉強する時間と同じ時間に勉強をするようにすると習慣づけがやりやすくなりますよ

このように緊張感をもって塾で勉強するのと、家庭で穏やかに勉強するのはモチベーションを保つのにもメリハリがあってよい効果がありますね。

苦手な科目の克服

学校の授業ではみんなと一緒に受けるためにわからないところが出てきてもそのまま進んでしまいます。放課後でも質問に行けるとよいのですが行動に起こせないお子さんが多いのではないでしょうか。そうなるとわからないまま進みわからないが蓄積して苦手な科目ができあがるのです。

塾に通うことで苦手な科目を集中して勉強して、わからない部分を一つずつ解決していくことができます。ひとつわかるとつまずいているところから次々に解決して苦手科目全体を克服していけるわけですね。

この苦手科目の克服をとおして
・わからないところがどこか?⇒どうわからないかという考え方もできるようになる
・わからないことを質問することができる⇒わからないままで放置しないようになる
・好きな科目、得意な科目へとなっていく

苦手な科目をいかにして克服するかは学年が上がるにつれて重要なポイントとなるため、塾に通うことで苦手科目を克服していくのもよい選択肢だと思いますよ。

成績が上がる

塾に通うことで苦手科目を克服したり、集中した勉強をすることで成績が上がってきます。そして成績が上がるとお子さんの自信やモチベーションを高めることになってさらに勉強への意欲を高める効果がでてきます。

また塾では学校の授業よりも内容がより深く詳しくなっており、また応用問題などをはじめとして多くのテストなどを解かせたりすることで理解力を身につけさせることができるようになります。

学校の授業だけだと時間が限られた中で行われるので基本的な部分を教えることしかできないということは以前よりいわれていることですので、どうしても学習内容を補うことが必要として塾の存在があるのです。

中学受験も視野に入れる

地域によっては中学受験への関心が高いところもあります。

小学校入学のころには中学受験なんて・・と他人事に考えていても、学年が上がってくると周りの環境やお友達との会話から中学受験をしてみようかとお子さんから言われたりするかもしれません。またお母さん自身も積極的に受験のことを考えることもあります。

でも受験を考えたときにお子さんの成績がある程度に達していないとなかなか追い上げてくるのは難しいと思います。また受験となると学校の授業だけでは試験問題がむずかしいとなってしまいます。

もちろん受験を考えて塾に通うと高度な学習内容や受験対策をしてくれますし、同じ受験生同士ということで励ましあったりとモチベーションを高めることもできます。

受験をするお子さんにとって塾に通わせることは
・最初から受験を考えて塾に通わせる
・受験は考えてなくてもいざとなったときにある程度の学習能力を身につけさせておくために早いうちに塾に通わせる

というようになります。

塾に通うデメリット

もちろん塾に通うことでのデメリットがありますのでお話をしていきますね。

通う時間が負担になる

学校が終わってから塾に通うことは時間の負担が大きくなります。学校が終わってから塾までの通学時間そして授業時間はお子さんにとって体にも影響は出てきます。とくに低学年ですと体力がついていないので休息をすることが必要となってきます。体を壊しては本末転倒ですよね。

もちろん送り迎えをするお母さんにも負担がでてきます。塾のある場所や遅い時間での学習となると防犯を考えると帰りのお迎えは極力お願いしたいです。

私も子供が小学低学年の時は送り迎えをしていました。かなり大変でしたが防犯を考えるとどうしても必要と考えたからです。でもただお迎えだけはもったいないです。家に着くまでの間は子供に今日のできごとや楽しいおしゃべりなどをしてコミュニケーションをとっていました。家についたら速攻で夕食・お風呂と会話をする時間が取れなくなりますからね。

経済的負担がある

塾の費用はお母さんにとって本当に頭が痛い問題です。塾の月謝はなかなか負担になるのですよね・・

月謝、教材、テスト費用、長期休暇の夏期講習や冬期講習、考えると結構かかりますよね。

それ以外にも交通費や、帰る時間が遅いとコンビニでおやつやおにぎりなどを買えるおこづかいを持たせたり、送り迎えをするとガソリン代など(細かいかな?)目に見えないものが積み重なっていきます。

せっかく塾に通い始めても月謝を払うのが苦しくて途中でやめてしまうというお話もよく聞きます。ですから塾を決めるときは家計と相談をしてくださいね。

競争によるストレスがある

塾にはたくさんの生徒が通っていてその中では呑み込みの早い子供・集中力の高い子供がいますが、その子供との差が出てくるといった競争の意識がでてきます。

自分自身の学習能力を上げるために塾に通っているのに競争を意識するようになると、焦りや自身の喪失といったケースがでてきてとても厄介です。とくに学年が低い子にとっては競争という意識の経験が乏しいのでよりストレスを感じるようになります。

またお母さんから「○○ちゃんは塾に行ってからすごく勉強ができるようになったのね」というお友達と比較する一言で「私はできない」と思い競争の観念と自身の喪失を植え付けてしまうこともあるのです。お母さん自身もお友達と比較を感じるような一言は避けることを心がけるとよいですね。

塾に通うかどうかの選択基準は?

塾に通うメリットやデメリットについてお話をしてきましたが、ではお母さんから見て子供が塾に通うかどうか選択する基準はどう考えたらよいのでしょうか?

学習状況や目標に合わせた選択

いちばん大事なことはお子さんの学習状況です。テストや宿題を見ていくと学校での勉強が身についていないところが見えてくると思います。そして家での学習だけで間に合うのか、塾に通って先生からの指導を受けたほうがいいのかを検討します。

それから中学の受験をしたい、もしくは将来の目標たとえば弁護士になりたいとか医者になりたいとかを持っているお子さんは早い段階から塾に通ってより高度な学習をすることが必要となってきます。

このように学習状況や目標をしっかりと考えて塾に通うことを検討するのがよいでしょう。その際は塾選びも大事なポイントとなってきます。

私が塾に通わせるきっかけとなったのは子供が小学2年生になってもたし算がまともにできなかったからです。算数は積み重ねなので一度つまずくとずるずると苦手科目になっていきます。そこで早い段階で塾に通うことを検討しました。
また転勤をして歩くため子供の転校は避けられません。そのため転校先の学校に慣れるまで勉強がおろそかになりやすいので、勉強の遅れを避けるためにも必要性を感じました。

保護者のサポートや家庭環境を考慮

お母さんが家でお子さんの学習をサポートできるかどうか、また学習環境がどうしても整えることができない(たとえば小さいお子さんがいる、介護をしているなど)といった場合は塾でしっかりと勉強に集中できる環境を用意してあげることがいいでしょう。

また小学生の塾通いは家庭のサポートが必要(送り迎えなど)となってきますので、その点も考慮が必要ですね。

子供の学習意欲や興味をアップさせる

小学生になると授業やお友達とのふれあいから新しく興味をもつできごとにたくさん出会います。

この興味を持つ・意欲があるというのがとても重要で、そのお子さんの気持ちを大事にして興味や夢に合わせた学習の環境を考えることが大事になってきます。

お子さんとよく話をして最適な選択をすることをするといいでしょう。

まとめ

小学生の塾に通う必要性やメリット・デメリット、選択の基準について話をしてきました。

現代の学校の学習環境も変わってきてお子さんはもちろん、お母さんもとまどいがあるでしょう。ですがそのなかで将来的に高校受験・大学受験は避けることはできませんし、小学生のうちにできることをやっておくことがお子さん自身の負担を少しでもなくすことにつながっていくと思います。

そしてお子さんの状況や目標に合わせてご家庭でじっくりと話し合いよりよい選択をしていきましょう。

塾の必要性は理解できましたが、ではいつから塾に通ったらよいのだろうかと悩みますね。

いつから塾に通うといいのか年齢別の目安など詳しいお話については下の記事をぜひ参考にしてください。


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